家系ラーメンの歴史
家系(いえけい)ラーメンは、横浜のラーメン屋「吉村家」を源流とし横浜市周辺を中心に広まったラーメンおよび一群のラーメン屋の呼び名です。
家系の定義は非常にあいまいです。
吉村家の特徴である太いストレート麺の豚骨醤油ベースで、味が近いラーメン屋のことを指します。
それらのラーメン屋の屋号に「~家」とついているところが多かったところから、家系と呼ばれるようになりました。
しかし、最近ではそれに当てはまらない名称の店も増えました。
吉村家またはその系列の店で修行したことを絶対条件とし、味が似ていてもそれ以外は亜流とする意見もあります。
また、家系ラーメンの特徴で、店員が白のTシャツにねじり鉢巻、白いパンツに長靴というスタイルも有名なので見分ける基準にするといいかもしれません。
吉村家の店主、吉村実(よしむらみのる)会長は、家系直系店には「免許皆伝」を授けています。
杉田家は、直系1号店として認められています。
杉田家のおいしさの秘訣
スープ
杉田家ラーメンのおいしさの秘訣の1つとしてあげると、こだわりのスープがあります。
長時間鍋いっぱいの豚と鶏のガラを加熱し、ガラとガラのほんの少しの隙間からスープを取り出す手法が杉田家の特徴です。
タイミングがよければ、ダイナミックなガラを持ち上げるシーンが見られます。
湯切り
ラーメンの味を左右するといわれる湯切りも、重要な作業の1つです。
湯切りはお湯を切るだけではなく、麺の水蒸気をとばす作業でもあります。
この作業の出来具合により、麺とスープの出来がまったく変わってきます。
杉田家の湯切りは、リズムが良く丁寧なのが自慢です。
家系ラーメンができるまで
店長から皆さんへ
杉田家の津村です。先代から店を引き継いでから、この地で多くのお客様に自慢のラーメンを楽しんでもらっています。
当店の目指すところは、いつまでもおいしいと言われ続けるラーメンを作っていくことです。
先代の味を守り続け、基本に忠実に再現しているので、そのおいしさの中にもどこか昔食べたという懐かしさを覚えるはずです。
この基本がある上で、さらにお好みの調味料を加えてアレンジするとよりお客様好みの味に。
濃い味が好きな方はタレを足せばお好みの濃さにできますし、いろんな調味料を入れればバリエーションは無限、あなた好みの味ができます!
だから、当店のお客様はお子様から年配の方まで幅広いです。
さらに、当店はお客様のわがままを聞ける店でありたいと思っています。
なので『今日は味を濃く・薄く』『油を多く・少なく』などご要望があればお気軽にスタッフにお伝えください。
ただし、初めてご来店いただいた方はすべてノーマルのラーメンをおすすめします。
ノーマルが一番誰にでも楽しめる味として作っていますから!
味には自信があります!!
まだ食べた事がない方は是非お試しください。